〈代表〉向平美希  

 

 この度、私たちは法人格を取得し、『一般社団法人関西伝統芸能女流振興会』として第一歩を踏み出す運びとなりました。

 いま、若い世代が伝統芸能にふれる機会は本当に少なくなり、時代とともに舞踊会、演奏会が減り、将来への心配も多く聞かれます。しかし、そのなかで舞台に携わる各分野では、様々な業種の女性が多く活躍されております。この会はこういった古典の舞台、邦楽が好きな私たちが表方、裏方隔てなく集まり意見を交換するうちに、伝統芸能の裾野を広げる為、またもっと若い方に見てもらう為に、私たちに何かできないかと考えるようになりました。そして、これ程裏方にも女性が多くおられ、表方の女性にも活躍の場を求められている今こそ、女性を中心として表方裏方が一緒になって、“観に行きたい”と思って頂ける、伝統芸能を身近に感じて頂ける、そんな良い舞台を創りあげたい! 新たな目標ができました。そこから多方面の方々からお力添えを頂き、少しずつ準備を進め、この度この様なご報告が出来る事となりました。

 未熟な私たちですので、先生方、諸先輩方には何卒今後とも一層のご指導ご鞭撻の程お願い申し上げます。

 

 

 

 

幼少より日本舞踊 常盤津 お囃子 長唄を稽古する。8歳で松尾塾子供歌舞伎に入塾。卒業後、元市川少女歌舞伎 市川梅香に師事。また、同塾塾長助手として指導にあたる。現在も子供歌舞伎指導を中心に活動中。

 

「女性なのに子供歌舞伎教えてるんですか」と、よく聞かれます。確かに、私もやはり歌舞伎は男性がするものだと実感する事は多々あります。しかしながら私の先生方の時代は、もっと女性が活躍し、輝き、また客席からも求められる存在であったのではないかと思います。時代のせいにしないで、この素晴らしい伝統芸能を次世代に繋げる為、ここに声をあげます。

宝塚北高校演劇科出身。高校時代は表方を学ぶ。卒業後はピッコロ技術学校で裏方を学び、20代後半より古典舞台に興味を持つ。現在は関西舞台株式会社で、国立文楽劇場を中心に文楽、日本舞踊の大道具に携わる。

 

「古典の世界で女性はやはりむずかしいのでしょうか?」今の会社に入る前、そんな私の迷いに「そんな考えしてる時点であかん」と言ってくれたベテランの大道具さんがいました。それから10数年、へこんだりくさったりもしますが、今もこの世界にいます。次の課題は次世代につないていくことか……? 責任重大です。

東住吉高校芸能文化科在学中に初めは狂言に興味をもつ。さくよう大学在学中に日本舞踊に興味をもち、現在日本舞踊を中心に着付けを担当する。

 

10代の時から古典芸能の世界に関わりはじめて、男性社会とされる古典芸能の世界で活躍する女性に憧れました。そんな女性の一人になりたいと思い、この会が女性の目線から古典芸能をとらえる新しい一幕となればと思います。


高校時代にスーパー歌舞伎を観たのがきっかけで歌舞伎に興味を持つ。大阪芸術大学舞台芸術学科卒業。現在株式会社ピーエーシーウエストで国立文楽劇場他、各種ホールで音響業務を担当する。

 

女性でも古典芸能の世界に携われる仕事はないかと、今の会社に行きつきました。しかし実際に現場に出るとそれまで知らなかった職種もあり、そこでは色々な女性が活躍されていました。それぞれの世界で活躍している女性たちが集い、活動できる場が増えていければと思います。

幼少期に日本舞踊を習う。学生時代を経て手に職をつけたいと平成21年に顔師の門を叩く。現在舞踊会を中心に修行中。

 

舞台化粧のお仕事をさせて頂くようになり、やっと7年が経ちました。まだまだ卵の殻すら割れていません。以前、師匠がポロッと言った『やっと納得のいく顔が書けるようになったと思ったら終いやな』という言葉が頭から離れません。この世界は本当に深く難しく、だからこそ美しいんだな、と改めて感じた言葉でした。もっと知りたい、もっと触れたい……そしていつかは、私も伝えていく事ができれば……。勉強の場が増える事を切に願います。


 

 誌名「麻の葉」の由来

日本の伝統文様の代表的な柄でもある「麻の葉」は、産着から着物、小物までずっと身近にあり慣れ親しんでいるものです。また、女性を守る柄とも言われています。

丈夫でまっすぐ育つたくましさと、どこまでも続く模様に、日本の伝統芸能の広がりの願いを込めて、誌名と致しました。



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General Kansai Traditional Performing Arts Female Foundation

当法人は日本の伝統芸能の継承と振興および伝統芸能界における女性の活躍と技芸の向上を図ることを目的としています。

 

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